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数字のセンスを磨く データの読み方・活かし方

光文社新書 1241

出版社名 光文社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-334-04648-4
4-334-04648-7
税込価格 990円
頁数・縦 296P 18cm

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要旨

コロナ禍において日々発表された感染者数など、「数字」は人々を感染対策やワクチン接種といった行動へと導いた。それ以外にも、現代社会において数字が人を動かしたり、判断材料になることは数え切れないほどある。他方で、多数の書籍などで数字を信用しすぎることへの警鐘が鳴らされている事実もある。本書では、計量社会学の研究者が、現代における数字との向き合い方、また数字の限界などを見きわめるセンスを身につけるためのヒントを提供。数えること(数量化)、比較、因果関係の把握などについて、わかりやすい具体例を挙げながら、どのように数字やデータ、統計が作られているのか、基本的な考え方とともに詳しく説明している。現実的には、調査などにおいて完璧に正確な数量化、すなわち「数えること」を行うのは、コストや手間の面、回答拒否の可能性などから難しく、「できるだけ妥当なデータ」を出すことと、データ入手の手続きを開示することなどが求められるという。著者は立命館大学産業社会学部教授で、家族社会学・計量社会学を専門とする。博士(社会学)。『結婚と家族のこれから』(光文社新書)、『仕事と家族』(中公新書)、『社会を知るためには』(ちくまプリマー新書)などの著書がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年4月4日]

商品内容

要旨

数量化のセンス、比較のセンス、因果のセンス、確率のセンス、分析のセンス―計量社会学者が示す―現代社会に欠かせない「数字との付き合い方」。数量的な研究では「正解/不正解」「完全/不完全」という明確な線引きは存在しない。

目次

第1章 数量化のセンス
第2章 比較のセンス
第3章 因果のセンス
第4章 確率のセンス
第5章 分析のセンス
第6章 数量化のセンス再訪

著者紹介

筒井 淳也 (ツツイ ジュンヤ)  
1970年福岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。博士(社会学)。現在、立命館大学産業社会学部教授。専門は家族社会学・計量社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)