• 本

暴力とポピュリズムのアメリカ史 ミリシアがもたらす分断

岩波新書 新赤版 2005

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-00-432005-0
4-00-432005-4
税込価格 1,034円
頁数・縦 202,14P 18cm

商品内容

要旨

大統領はどちらか?二〇二一年初の連邦議会で対峙する武装した人民と警察・州軍という異様な光景を理解する鍵は憲法修正第二条を盾にする「ミリシア」である。人民主権理念に基づいた国づくりを支え、時に反乱の母体となったミリシアから見た、現代アメリカの暴力文化とポピュリズムの起源をたどる異色の通史。

目次

第1章 現代アメリカの暴力文化―2021年米国連邦議会襲撃事件の背景
第2章 人民の軍隊―合衆国憲法が定める軍のかたち
第3章 デモクラシーが変貌させたミリシアの姿
第4章 転機としての南北戦争
第5章 超大国アメリカのミリシア
おわりに―問い直される人民武装理念

出版社・メーカーコメント

二〇二一年初の米国連邦議会襲撃事件。憲法修正第二条を盾に武装した人民(ミリシア)と対峙する連邦キャピトル警察・州軍(ミリシア)が繰り広げる異様な光景が意味するものは何か。人民主権理念に基づいた国づくりを支え、時に反乱の母体となったミリシアから見た、暴力文化とポピュリズムをめぐる異色のアメリカ通史。

著者紹介

中野 博文 (ナカノ ヒロフミ)  
1962年福岡県久留米市生まれ。1993年学習院大学大学院政治学研究科後期課程修了。博士(政治学)。広島大学総合科学部専任講師を経て、北九州市立大学外国語学部助教授。現在、同学部教授。専攻、アメリカ政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)