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キャラメル工場から 佐多稲子傑作短篇集

ちくま文庫 さ55−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-480-43940-6
4-480-43940-4
税込価格 968円
頁数・縦 286P 15cm

商品内容

要旨

少女工員の労働の日々を描いたデビュー作「キャラメル工場から」、非合法の地下政治活動での女性の心の傷を描く「疵あと」、女ともだちとの数十年ぶりの再会と過去の事件を描く「時に佇つ その五」…労働、地下活動、戦争、東京や長崎の町、懐かしい友人たちについて自らの経験をもとに書き続け、昭和を駆け抜けた作家、佐多稲子。その最良の16篇を厳選した文庫オリジナルの短篇選集。

出版社・メーカーコメント

少女工員の労働の日々を描く第一作「キャラメル工場から」をはじめ、労働、地下活動、戦争の経験などを描き昭和を駆け抜けた作家、最良の短篇選集。

著者紹介

佐多 稲子 (サタ イネコ)  
小説家。1904年、長崎県生まれ。15年、一家をあげて上京。その後、キャラメル工場、料理屋、日本橋丸善、カフェーなどで働く。28年、第一作「キャラメル工場から」を発表。その後、労働、共産党の地下活動、戦争、夫婦や家族などについて、自らの経験などに基づき数多くの作品を発表した。著書に『樹影』(野間文芸賞)、『時に佇つ』(川端康成文学賞)、『夏の栞』(毎日芸術賞)(以上、講談社文芸文庫)などがある。98年没
佐久間 文子 (サクマ アヤコ)  
文芸ジャーナリスト。1964年、大阪府生まれ。朝日新聞記者を経て、現在フリーランス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)