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マイナス金利解除でどう変わる

日経プレミアシリーズ 513

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-296-12031-4
4-296-12031-X
税込価格 990円
頁数・縦 219P 18cm

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要旨

2024年3月、日本銀行はマイナス金利政策を解除し、17年ぶりとなる金利引き上げを決めた。背景には2%物価目標の見通しが立ち、国内がインフレ状態になってきたことがある。今後の経済を展望するためにも、新たな政策に理解を深め、広範に及ぶ影響を知り、デフレに慣れた思考を転換する必要がありそうだ。
本書は、日銀のマイナス金利政策の解除をはじめとする政策の枠組み見直しを節目ととらえ、その内容や意味をわかりやすく解説する。従来の金融緩和政策は、「金利操作」「量的緩和」「質的緩和」の3つの要素からなっていたが、それぞれの要素は今回の見直しで変化した。また、金融政策の枠組み見直しの背景には、円高や株安が是正されてきたことがあるが、それらを引き起こしたのは金融政策だけではない。むしろ新型コロナウイルス危機やウクライナ戦争に影響された、世界経済の構造的変化の影響が大きいことを理解しておく必要があるようだ。
著者は日本経済新聞編集委員。1964年生まれ。上智大学外国語学部卒業。長年、金融政策やマーケット、資産運用について取材してきた。『日銀はこうして金融政策を決めている』『デフレ最終戦争』(ともに日本経済新聞出版)など著書多数。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年7月9日]

商品内容

要旨

なぜこのタイミングで動いたのか、金利はどこまで上がるか、住宅ローンへの影響は、日銀が株の売り手に転じる意味合いは―。何が決まり、どう変わったのかを、日銀ウォッチのプロがこれまでの政策の変化も踏まえてわかりやすく解説。ファイナンシャルプランナーの視点も加え、インフレへの転換にどう備えるかを示す。

目次

序章 日銀はなぜ4月ではなく3月に動いたのか
第1章 何が変わったのか、どう変わってきたのか
第2章 追加利上げはいつか、金利はどこまで上がるか
第3章 住宅ローンではどう対応すべきか
第4章 株の「売り」に専念し始めた日銀
第5章 なぜインフレになったのか、どう発想を改めるべきか

著者紹介

清水 功哉 (シミズ イサヤ)  
日本経済新聞編集委員。1964年生まれ、上智大学外国語学部(国際関係副専攻課程)卒業。長年、金融政策やマーケット、資産運用について取材。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会会員・CFP認定者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)