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苦情はいつも聴かれない

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-480-83727-1
4-480-83727-2
税込価格 3,190円
頁数・縦 555P 19cm

商品内容

要旨

進まない手続き、見かけだおしのポリシー、同僚からの警告、孤立、暴力のエスカレーション、「あなたの空想でしょう」、罪悪感、自分を信じられなくなること、そして連帯。権力・組織・制度はいかにして苦情を阻止するか。フェミニズム/クィア理論の独立研究者が私たちにシェアする、大学関係者60名以上の苦情の物語。

目次

第1部 組織の力学(隙間にご注意を!―ポリシー、手続き、その他のノンパフォーマティブ
止められることについて)
第2部 苦情の内在性(真っ只中で
使用中)
第3部 このドアが話せたら(閉ざされたドアの向こう側で―苦情と組織的暴力
ドアを押さえる―権力、昇進、前進)
第4部 結論(集合的な結論(レイラ・ウィットリー、ティファニー・ペイジ、アリス・コーブル、ハイディ・ハスブロック、クリッサ・エスディロリア他)
苦情のコレクティブ)

出版社・メーカーコメント

組織内のハラスメントや差別に対し声を上げた人々は、何を経験するか。痛みをともなう証言から、組織・制度・権力が苦情を無力化するメカニズムを解き明かす。

著者紹介

アーメッド,サラ (アーメッド,サラ)   Ahmed,Sara
1969年、イギリス生まれ。フェミニズム理論、クィア理論、人種理論などを専門とする独立研究者、ライター、アクティビスト。パキスタン人の父とイギリス人の母を持つ。アデレード大学で学士号を取得後、カーディフ大学批評文化理論センター博士課程修了。ロンドン大学ゴールドスミス校の教授を務めていたが、学内でのハラスメント対応に抗議して2016年に辞任
竹内 要江 (タケウチ トシエ)  
翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化分野修士課程修了
飯田 麻結 (イイダ マユ)  
東京大学教養学部附属教養教育高度化機構Diversity&Inclusion部門特任講師。ロンドン大学ゴールドスミス校メディア・コミュニケーション学科博士後期課程修了。専門はフェミニズム理論、メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)