• 本

22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する

文春新書 1474

出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-16-661474-5
4-16-661474-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 239P 18cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

キャッシュレス決済が普及し、日常生活における「お金」のイメージが紙幣や硬貨から、「数字」に置き換わっている人も多いかもしれない。「お金を使う」という感覚は、おそらく20年ほど前から変化している。さらにその先、22世紀にはどうなっているだろうか? 「お金」は存在しているのだろうか?独自の視点で政治や経済、社会について語り、常識や既存の価値観に挑戦する姿勢から「奇才」と呼ばれることも少なくない成田悠輔氏が著した本書では、この先数十年から100年かけて起きる経済、社会、世界の変容を大胆に思考する。現在、加速する「データ資本主義」の行き着く先は、お金が消えてなくなる「測らない経済」になるという。そのときに経済活動を仲介するであろう「招き猫アルゴリズム」とはいかなるものなのか。著者の成田氏はイェール大学助教授、半熟仮想(株)代表。ウェブビジネスから教育政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、多分野の学術誌・学会に研究を発表、多くの企業や自治体と共同事業を行っている。著書に『22世紀の民主主義──選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』(SB新書)などがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年4月11日]

商品内容

要旨

株価も仮想通貨も過去最高値を更新、生成AIの猛威が眼前に立ち現れ、かつてなく資本主義が加速する時代。お金や市場経済はどこへ向かうのか?この先百年で起きる経済、社会、世界の変容を大胆に素描。人の体も心も商品化される資本主義の行き着く果てに到来する「お金の消えた経済」。驚きの未来像が出現する。

目次

第0章 泥だんごの思い出
第1章 暴走 すべてが資本主義になる(資本主義とは何か
寓話1:私は詐欺師 ほか)
第2章 抗争 市場が国家を食い尽くす(お金とは何か
お金は意外に若く狭い ほか)
第3章 構想 やがてお金は消えて無くなる(やっぱり猫が好き
「お金は諸悪の根源である」 ほか)

出版社・メーカーコメント

お金の夢から醒めろ 株価も仮想通貨も過去最高値を更新、生成AIの猛威が眼前に立ち現れ、かつてなく資本主義が加速する時代。お金や市場経済はどこへ向かうのか?この先数十年から百年かけて起きる経済、社会、世界の変容を大胆に素描。人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか?現実とも虚構ともつかない未来像を立ち上げる経済学者・成田悠輔の本領発揮! 貯金と投資なんかで夢見てる場合じゃない。凝り固まった思考を叩き割る社会構想の誕生を目撃せよ。

著者紹介

成田 悠輔 (ナリタ ユウスケ)  
資本主義が大好きで大嫌い。専門は、データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。ウェブビジネスから教育政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、多分野の学術誌・学会に研究を発表、多くの企業や自治体と共同事業を行う。東京大学卒業(最優等卒業論文に与えられる大内兵衛賞受賞)、マサチューセッツ工科大学(MIT)Ph.D.取得。昼はイェール大学助教授、夜は半熟仮想(株)代表など兼歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)