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さみしい夜のページをめくれ

出版社名 ポプラ社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-591-18566-7
4-591-18566-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 351P 19cm

商品内容

要旨

ぼくだってぼくを選びなおすことは、できるはずだ―。うみのなか中学校3年生のタコジローは、進路に悩んでいたある日、ヒトデの占い師に呼び止められる。本棚から泳いでくる本。まぶしく光ることば。仲間たちとの出会い。そして人生の転換点となる、とある場所に連れて行かれた彼らは―。真夜中の心に光が差し込む、読書潜水物語。第73回小学館児童出版文化賞最終候補作『さみしい夜にはペンを持て』の主人公がおくる、「世界との人間関係」を築く本。

目次

1章 信じられるおとなを探して
2章 ぼくたちは本に映る自分を読んでいる
3章 ひとりの夜に扉は開く
4章 「くらべクラゲ」と「それでクラゲ」
5章 本を選ぶことは、あしたの自分を選ぶこと
6章 本棚のなかに描かれてゆくもの

出版社・メーカーコメント

不確かな、広い世界との人間関係を築く本。『嫌われる勇気』古賀史健がはじめて13歳に向けて書き下ろしたベストセラー『さみしい夜にはペンを持て』の第二弾。今作のテーマは「本を読む」こと。推薦者コメント*****主人公の、うみのなか中学校3年生タコジローは今まさに、進路に迷っていた。「どうして勉強しなきゃいけないの?」「ほんとにこのバスでよかったのかな」そんなとき、おまつりの帰りに、あやしいヒトデの占い師に出会う。「そこに座りな。占いに来たんだろ?」その屋台は、本の中のことばで、占ってくれる店だった−−。・さみしさは分かち合うことができない・どこで学ぶかよりも大切な「だれに学ぶか」・ゲームと本はどこが違う?・なぜ本の世界に入っていけないのか・くらべクラゲとそれでクラゲ・自分を耕すとは、どういうことか・本を選ぶところから「ひとり」ははじまる・ぼくたちはたくさんの「自分」を生きている

著者紹介

古賀 史健 (コガ フミタケ)  
株式会社バトンズ代表。1973年福岡県生まれ、九州産業大学芸術学部卒。1998年、出版社勤務を経て独立。『さみしい夜にはペンを持て』は第73回小学館児童出版文化賞最終候補作にノミネートされた
ならの (ナラノ)  
1995年生まれ。幼児教育を専攻した後、台湾で1年間保育士として勤める。その後イラストレーターとして独立。書籍、広告、Web等さまざまな分野のイラスト、アニメーション制作を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)