戦国大名の外交
講談社学術文庫 2864
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2025年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-539478-6
(4-06-539478-3) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 407P 15cm |
商品内容
要旨 |
合戦だけが戦いではない。列島に統一権力なき時代、地域国家の主権者として割拠した戦国大名たちは、軍事同盟や国境再編、自治勢力「国衆」との関係構築の成否に自らの存立を懸けた。それはまさに外交と呼ぶべき営為であった。交渉者「取次」が奮闘し文書が飛び交って「甲駿相三国同盟」のような時代を画す事態が生起する様を描く、戦国史研究の精華。 |
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目次 |
序章 戦国大名という「地域国家」 |
出版社・メーカーコメント
今川義元・武田信玄・北条氏康による「駿相甲三国同盟」や織田信長と徳川家康などをはじめ、戦国大名達の同盟があったことは、よく知られています。それは、統一権力なき時代にあって、まぎれもなく主権国家であった戦国大名たちによる、外交のたまものでした。本書は、近年急速に進展している戦国史研究をリードする著者(NHK大河ドラマ「真田丸」歴史考証担当)が、最新の史料分析結果をもとに、大名たちによる外交の実相を、生々しく描き出します。中世末期の列島の権力構造のあり方といった、大きな歴史学的視点をもちつつ、マニアックな戦国ファンの興味関心にもこたえる一冊です!●主な内容序章 戦国大名という「地域国家」第一章 外交の作法第二章 外交による国境再編第三章 外交書状の作られ方第四章 取次という外交官第五章 戦国大名の使者第六章 外交の交渉ルート第七章 独断で動く取次第八章 取次に与えられた恩賞終章 戦国大名外交の行く末