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江戸・東京水道全史

筑摩選書 0302

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-480-01820-5
4-480-01820-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 405,7P 19cm

商品内容

要旨

徳川家康による都市建設の当初から、江戸の水道は高低差を緻密に計算し、複雑な地形を利用する形でつくられてきた。中心部の小石川上水、それを発展させた神田上水、そして玉川上水を基盤とした水道は、明治以降には近代化され引き継がれてきた。急速な工業化や関東大震災からの復興、戦後復興・高度成長を経て水道がいかに拡張され、また経営されてきたか。江戸・東京の経営史を専門とし、東京都水道局に長年勤務してきた著者による、世界屈指の都市の決定版水道史。

目次

1 江戸時代(家康と水道
天下譜請の時代
城下町・江戸と神田上水
玉川上水の新設
上水経営の実際
武蔵野台地の井戸と分水)
2 明治時代〜現代(近代水道にいたる道のり
近代水道の成立と関東大震災 拡張の始まり
大東京と水道
拡張に次ぐ拡張の時代 戦災復興期から高度経済成長期まで
量から質へ 低成長時代から現在まで)

出版社・メーカーコメント

複雑な地形を利用して作られた江戸の水道は、いかにして現代に引き継がれてきたか。東京都水道局に長年勤務してきた著者による、世界屈指の都市の決定版水道史。

著者紹介

鈴木 浩三 (スズキ コウゾウ)  
1960年東京生まれ。中央大学法学部卒。筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻修了。博士(経営学)。東京都水道局北部支所長。経済史家。主に経済・経営の視点から近世を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)