書物の時代 読書がひらいた日本近世
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2025年5月 |
ISBNコード |
978-4-00-061699-7
(4-00-061699-4) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 359,11P 20cm |
商品内容
要旨 |
一七世紀、日本で商業出版が始まった。人びとが本によって知や情報を共有する〈書物の時代〉の到来である。列島史上において今日まで続くこの大変革は、読書という営みによって心を治め、家の存続を願い、世界と自己との関係性を問う、「思想主体」としての民衆を各地に生みだした。農書・軍書・医薬書・天文暦書などの具体的な分析を通して、書物による近世の社会変容を明らかにし、広い視野のもと「書物の思想史」を提唱する。 |
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目次 |
序章 日本近世の時代環境―『農業全書』から考える |
出版社・メーカーコメント
一七世紀、日本で商業出版が始まった。人びとが本によって知を共有する〈書物の時代〉の到来である。今日まで続くこの大変革は、読書という営みを通して心を治め、家の存続を願い、世界と自己との関係性を問う、「思想主体」としての民衆を列島各地に生みだした。「書物の思想史」を提唱してきた近世史家の重要論考を集成。