• 本

孤老たちの沈黙

光文社文庫 ふ16−11

出版社名 光文社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-334-10641-6
4-334-10641-2
税込価格 836円
頁数・縦 299P 16cm

商品内容

要旨

癌の予兆におびえる六十二歳の焼鳥店店主は、人に言えない過去を知る客におどされて。(表題作)父親の介護に悩む五十三歳のニートがマッチングアプリで出会った女の正体は?(「凍えた親子」)退屈な日常に疲れた四十七歳のサラリーマンは、妻と義妹の結婚式へむかう途中、半グレに拉致されるが。(「渋滞からの脱出」)中高年の絶望と希望を描く七つの短編を収録。

出版社・メーカーコメント

焼鳥店の主人はとみに年齢を感じるようになった。常連客でキャバクラ勤めの女性は、夫からDVの被害に遭っており、それを知った高齢のタクシー運転手は……(表題作)。事業に失敗し、同棲中だった若い女に貯えた金を持ち逃げされ、死に場所を探す男は道の駅で一匹の猫と出会うが……(「旅立ちの空」)ほか、ゾッとする展開で心底イヤになってくるが、その先に一条の光が見出せる、滋味溢れるサスペンス作品を7編収録。

著者紹介

福澤 徹三 (フクザワ テツゾウ)  
1962年、福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て作家活動に入る。2008年『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)