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さらば!グローバル資本主義 「東京一極集中経済」からの決別

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-492-21261-5
4-492-21261-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 179P 19cm

商品内容

要旨

“崖っぷち日本”への提言!経済格差、地価バブル、産業の没落、蔓延する“ブルシット・ジョブ”…日本経済の衰退には歯止めがきかない。森永卓郎は、余命宣告を受けてからも“脱”グローバル経済を目指し、「一人社会実験」を決行していた。本書は森永氏最期の原稿と、亡くなる1カ月前に行ったインタビューをもとに構成された。書き下ろし原稿+逝去直前のインタビュー。

目次

第1章 森永卓郎 グローバル資本主義からの決別 マルクスも予言できなかった「人口一極集中の限界」(「成熟した資本主義」が行き詰まる要因
トカイナカの光と影)
第2章 神山典士 「東京一極集中」は“人災”だ 「ヒト・モノ・カネ・情報」を中央に集めて、地方に分散させるシステムへの疑問(なぜ「東京一極集中」がおきるのか?―“虚業”である金融業がのさばる時代
日本の特殊性はいかにして生まれたか ほか)
第3章 森永卓郎 日本の「ターニングポイント」1985年 「日本衰退本格化」の真実(「JAL123便墜落事故」が契機となった日本の没落と日米関係の闇
国民を疲弊させる「財政均衡主義」という“教義”)
第4章 神山典士 日本の弱腰が招いた“中心市街地空洞化” 地方における「大規模店舗立地法」制定の弊害(アメリカの外圧に負けて生まれた「大規模店舗立地法」
買い物ではなく「滞在する」場所に―イオンやアウトレットモールの台頭 ほか)
第5章 森永卓郎 好き/嫌いのスイッチを「オン」にして生きる 重要なのは「自分の幸せのイメージ」があるか(「アート」を生み出す創造力こそが、新しいビジネスを創る
「事業承継」「後継者育成」の夢がかなった話)

出版社・メーカーコメント

余命宣告を受けてから、森永卓郎は何を考えていたのか。資本主義の闇に切り込んだ最後の著書。

著者紹介

森永 卓郎 (モリナガ タクロウ)  
1957年東京都生まれ。経済アナリスト。専門はマクロ経済学、計量経済学、労働経済学、教育計画、オタク文化論など。東京大学経済学部卒業後、日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て獨協大学経済学部教授。テレビ、ラジオ、講演、雑誌、著作などで経済をわかりやすく解説し、「モリタク」の愛称で人気を博す。2023年12月にステージ4のがんを公表し、その後も精力的に執筆活動を展開。多くのベストセラーを遺す。2025年1月28日死去
神山 典士 (コウヤマ ノリオ)  
1960年埼玉県入間市生まれ。ノンフィクション作家。埼玉県立川越高校を経て、信州大学人文学部心理学科卒業。『ライオンの夢―コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)で第3回21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞し、1997年デビュー。『ピアノはともだち―奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密』(講談社)は、2012年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定される。佐村河内守事件報道で第45回大宅壮一ノンフィクション賞、第21回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。「異文化」「表現者」「アウトロー」「地方創生」をテーマに作品を描き続ける。北斎サミットジャパン代表、埼玉トカイナカコンソーシアム代表。ふるさと大好き全国作文協議会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)