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ガラスの海を渡る舟

PHP文芸文庫 て3−1

出版社名 PHP研究所
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-569-90484-9
4-569-90484-X
税込価格 902円
頁数・縦 274P 15cm

商品内容

要旨

大阪の空堀商店街で『ソノガラス工房』を営む道と羽衣子。兄の道はコミュニケーションが苦手で、「みんな」と協調することができない。妹の羽衣子は、何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいた。正反対のふたりは、祖父の遺言で共に工房を継いでからも衝突が絶えなかったが、ある日「ガラスの骨壺が欲しい」という依頼が舞い込み―。兄妹が過ごした十年間を描く傑作。

出版社・メーカーコメント

「みんな」と同じ事ができない兄と、何もかも平均的な妹。ガラス工房を営む二人の10年間の軌跡を描いた傑作長編。

著者紹介

寺地 はるな (テラチ ハルナ)  
1977年、佐賀県生まれ。2014年、『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。令和2年度咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。2021年、『水を縫う』で第9回河合隼雄物語賞を受賞。2024年、『ほたるいしマジカルランド』で第12回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)