そこに工場があるかぎり
集英社文庫 お67−5
| 出版社名 | 集英社 |
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| 出版年月 | 2025年5月 |
| ISBNコード |
978-4-08-744773-6
(4-08-744773-1) |
| 税込価格 | 616円 |
| 頁数・縦 | 171P 16cm |
商品内容
| 要旨 |
あの工場を見てみたい!最小で直径0.1ミリの穴をあけることができるという金属加工会社エストロラボ〈細穴屋〉。そこで穴をあけた部品が何に使われるかというと…。お菓子、ボート、鉛筆など、私たちが日常生活で食べたり、乗ったり、使ったりしているものは、どこで、どのようにして作られているのだろう。繊細で正確な職人技が支える“ものづくり”への愛しさが綴られる工場見学エッセイ。 |
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| 目次 |
細穴の奥は深い |



出版社・メーカーコメント
作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!<目次>細穴の奥は深い (エストロラボ<細穴屋>)お菓子と秘密。その魅惑的な世界 (グリコピア神戸)丘の上でボートを作る (桑野造船)手の体温を伝える (五十畑工業)瞬間の想像力 (山口硝子製作所)身を削り奉仕する (北星鉛筆)著者プロフィール小川洋子(おがわようこ)1962年、岡山市生れ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞を受賞。他書に『薬指の標本』『琥珀のまたたき』『不時着する流星たち』『口笛の上手な白雪姫』など多数の小説、エッセイがある。海外での評価も高い。