• 本

学校では教えてくれない日本人のための英文法の授業

出版社名 ナツメ社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-8163-7722-8
4-8163-7722-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 303P 21cm

商品内容

要旨

日本人が知らない西洋的な言語感覚。ネイティブの発想がわかると英文法のすべてが腑に落ちる!こんなふうに習いたかった!主部と述部は絶対にワンセット。自分が中心。自分あっての他者。話の流れは「大枠」→「詳細」。事実(客観)と意見(主観)は明確に区別。

目次

1 英文法がわからないのにはワケがある
2 人称とは―「自分か自分以外か」、「単数か複数か」―
3 文の構造―「主部と述部」、「旧情報と新情報」―
4 時制―「現在か過去か」、「主観か客観か」―
5 続・文の構造―「骨組みと筋肉」、「旧情報と新情報」―
6 主述関係―「主部」「述部」は繰り返す―
7 不定詞―「主部に従うか従わないか」、「主観か客観か」―
8 ‐ing形(現在分詞と動名詞)―「客観か主観か」、「事実か意見か」、「具体か抽象か」―
9 分詞(現在分詞と過去分詞)―「現在か過去か」、「形容詞か副詞か」―
10 現在完了形―「現在時制」と「過去時制」をつなぐもの―
11 助動詞―「主観か客観か」、「意見か事実か」―
12 仮定法―「事実か非事実か」、「事実か意見か」―
13 受身形と倒置―「旧情報か新情報か」―
14 関係代名詞―「本質か周辺か」、「一文一情報」、「主観と客観」―

出版社・メーカーコメント

ネイティブの発想がわかると、英文法のすべてが腑に落ちる!学校では習わない「英語の根本の発想」が理解できる本何度勉強してもわかりにくくて頭に入らない英文法。中学・高校でルールや用法を一生懸命に覚えた人も多いはず。なぜ、ネイティブは英語を何の苦もなく話しているのに、学校で習う英文法はこんなにわかりにくい…!?それは、ネイティブにとっては当たり前の言語感覚や発想を知らないまま、英語を勉強しているから。本書では、学校英語では決して教わらない「英語の根本の発想」にまで掘り下げながら、英文法で日本人がつまずきやすいところを丁寧に解き明かしていきます。たとえば、日本語ではあまり意識的に区別されずに話される「意見(主観)」と「事実(客観)」。でも、ネイティブにとってこれは厳然と区別されるべきもの。この発想がわかると、こんなふうに英文法の意味が理解できるようになります。◎現在形と過去形の違いは単なる「時」の違いではなく、「主観(現在)」と「客観(過去)」の違い。◎「to不定詞」は頭に思い描いている主観を表し、「ing形(進行形や動名詞)」はいま目の前に起こっていることを客観的に表す。◎仮定法は「if〜」で事実ではない仮定を表し、その後で話者の意見を述べる構造になっている。こんなふうに英文法の根本がわかれば、いちいち英文の後ろからさかのぼって日本語に訳さなくても、英語の語順のままに意味を理解することができるようになります。「学校で全然理解できなかった」「現在完了進行形、関係代名詞…用語を見ただけで混乱する」という人に読んでほしい、日本人がネイティブ感覚を理解するための英文法レッスンです。【目次】PART1  英文法がわからないのにはワケがあるPART2  人称とはPART3  文の構造PART4  時制PART5  続・文の構造PART6  主述関係PART7  不定詞PART8  −ing形(現在分詞と動名詞)PART9  分詞(現在分詞と過去分詞)PART10 現在完了形PART11 助動詞PART12 仮定法PART13 受身形と倒置PART14 関係代名詞

著者紹介

小川 直樹 (オガワ ナオキ)  
英語学者・英語音声学者。津田塾大学非常勤講師(教職課程向け音声学担当)。1961年東京都生まれ。上智大学大学院言語学専攻博士前期課程修了。1998年、イギリスのレディング大学で研修。20代の頃は有名私立中高や大手予備校で教鞭をとる。その後、立教女学院短大、さらに聖徳大学で教授職を経て、2013年コミュニケーションのコンサルティング会社Heart‐to‐Heart Communicationsを設立、代表取締役を務める。30年以上の女子大での指導経験から、英語と英語発音をわかりやすく指導する技術を研究。教員研修セミナーなどでその技術を伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)