• 本

日本文化は絶滅するのか

新潮新書 1087

出版社名 新潮社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-10-611087-0
4-10-611087-3
税込価格 990円
頁数・縦 217P 18cm

商品内容

要旨

歴史より神話、自然に親しむ汎神論的な世界観、土着と外来のハイブリッド、「中空」と「ゆらぎ」の構造…この国の始まりから続く、日本人特有のものの考え方や振る舞いなど「目に見えない精神」が、グローバリズムという現代世界の潮流に呑み込まれようとしている。和辻哲郎、西田幾多郎、レヴィ=ストロース、鈴木大拙など先人の思想をひもとき、日本文化の起源と構造、変容と危地を浮き彫りにする。

目次

序章 「日本文化」はいつ生まれたか
第一章 日本文化の原点とは何か…生命主義的な世界観
第二章 日本文化の基本構造とは何か…並立と共存のバランス志向
第三章 日本文化はどのように歩んできたか…土着と外来が並立する国
第四章 近代は日本文化に何をもたらしたか…「聖なるもの」の破壊
第五章 現代世界は日本文化を絶滅させるか…普遍主義と「無人時代」の到来

出版社・メーカーコメント

歴史より神話、自然に親しむ汎神論的な世界観、土着と外来のハイブリッド、「中空」と「ゆらぎ」の構造……この国の始まりから続く、日本人特有のものの考え方や振る舞いなど「目に見えない精神」が、グローバリズムという現代世界の潮流に呑み込まれようとしている。和辻哲郎、西田幾多郎、レヴィ=ストロース、鈴木大拙など先人の思想をひもとき、日本文化の起源と構造、変容と危地を浮き彫りにする。

著者紹介

大嶋 仁 (オオシマ ヒトシ)  
1948(昭和23)年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。パリ国立東洋言語文化学院で日本思想史・日本文学史を教えた後、福岡大学教授。現在は名誉教授。「からつ塾」運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)