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虚人たち

新版

中公文庫 つ6−25

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-12-207653-2
4-12-207653-6
税込価格 990円
頁数・縦 310P 16cm
シリーズ名 虚人たち

商品内容

要旨

同時に、しかも別々に誘拐された妻と娘の悲鳴がはるかに聞こえる。自らが小説の登場人物であることを意識しつつ、主人公は必死に捜索するが…。あらゆる表現上の実験が繰り広げられる前人未踏の長篇に、「「虚人たち」について」他エッセイ二篇を収録。著者が追究する超虚構文学の幕開けとなった記念碑的作品。泉鏡花文学賞受賞。

目次

虚人たち
エッセイ(「虚人たち」について
知の産業―ある編集者)

出版社・メーカーコメント

あらゆる表現上の実験が繰り広げられる前人未踏の長篇に関連エッセイ二篇を収録。超虚構文学の幕開けとなった記念碑的作品。泉鏡花賞受賞。〈解説〉佐々木 敦

著者紹介

筒井 康隆 (ツツイ ヤスタカ)  
1934(昭和9)年、大阪に生まれる。同志社大学文学部で美学芸術学を専攻。60年、SF同人誌「NULL」を主宰、本格的創作活動に入る。81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、99年『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。2002年、紫綬褒章を受章。10年、菊池寛賞を受賞。17年、『モナドの領域』で毎日芸術賞を受賞。23年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)