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老人と海

中公文庫 ヘ7−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-12-207658-7
4-12-207658-7
税込価格 880円
頁数・縦 253P 16cm

商品内容

要旨

巨大魚と格闘する老漁夫の姿を通して描かれる、現代の神話―。二十世紀アメリカを代表する作家、ヘミングウェイ。彼が生前発表した最後の小説『老人と海』は、福田恆存の翻訳により、七十年以上にわたり日本人に親しまれてきた。一九五三年の初訳以来、版を重ねてきた本篇に、日本の作家たちのヘミングウェイ評、年譜を併録した新版。

目次

老人と海
『老人と海』の背景(福田恆存)
ヘミングウェイを読む(伝説の人・ヘミングウェイ(鮎川信夫)
反ロマネスク・ヘミングウェイ(柄谷行人)
ヘミングウェイ死す(小島信夫)
身近かな思想―ヘミングウェイと太宰治(安岡章太郎)
E・ヘミングウェイの遺作『エデンの園』を語る(開高健)
父たちの肖像(阿部昭)
獲得を描き喪失に至る―二十世紀の古典・ヘミングウェイ(北方謙三))

出版社・メーカーコメント

巨大魚と格闘する老漁夫の姿を通して、ノーベル文学賞作家が描く現代の神話。著者生前最後の小説にして、日本でもベストセラーとなった福田恆存訳の新版。

著者紹介

ヘミングウェイ,アーネスト (ヘミングウェイ,アーネスト)   Hemingway,E.M.
1899年、シカゴ近郊生まれ。高校卒業後、新聞記者となる。第一次世界大戦中、イタリア戦線で重傷を負う。復員後、フリー記者・特派員などのかたわら、本格的な創作を開始。1952年発表の『老人と海』でピュリツァー賞、ノーベル文学賞受賞。61年、アイダホ州の自宅で猟銃自殺
福田 恆存 (フクダ ツネアリ)  
大正元年(1912)、東京生まれ。東京帝国大学文学部英文学科卒業。戯曲『龍を撫でた男』で第四回読売文学賞戯曲賞、「『シェイクスピア全集』の訳業」で第二回岸田演劇賞、第十九回読売文学賞研究・翻訳賞、「『ハムレット』の翻訳・演出」で芸術選奨文部大臣賞、『私の國語教室』その他で第十二回読売文学賞評論・伝記賞を受賞。平成6年(1994)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)