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ロシア政治 プーチン権威主義体制の抑圧と懐柔

中公新書 2854

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-12-102854-9
4-12-102854-6
税込価格 1,375円
頁数・縦 307P 18cm

商品内容

要旨

国際法を無視してウクライナへの全面侵攻を始めたロシア。兵士の大動員を行い、西側諸国から経済制裁を受けるも、国民はプーチン大統領を支持し続ける。地方政府や大企業、メディアを意のままに動かし、選挙や政党まで操作する絶大な権力をプーチンはいかに獲得したのか。ソ連崩壊からの歴史を繙き、統治機構、選挙、中央と地方の関係、治安機関、経済、市民社会の6つの観点から権威主義体制の内幕に迫る。

目次

第1章 混乱から強権的統治へ―ペレストロイカ以降の歴史
第2章 大統領・連邦議会・首相―準大統領制の制度的基盤
第3章 政党と選挙―政党制の支配と選挙操作
第4章 中央地方関係―広大な多民族国家の統治
第5章 法執行機関―独裁を可能にする力の源泉
第6章 政治と経済―資源依存の経済と国家
第7章 市民社会とメディア―市民を体制に取り込む技術
終章 プーチン権威主義体制を内側から見る

出版社・メーカーコメント

’国際法を無視してウクライナへの全面侵攻を開始したロシア。国内では兵士の大量動員をかけ、西側諸国からは経済制裁を受けるも、指導者プーチンは国民から高い支持を受け続ける。地方政府や大企業、メディアへの介入を意のままとし、選挙や政党まで操作する絶大な権力はいかにして獲得されたのか。ソ連崩壊から歴史を振り返り、統治機構や選挙、中央と地方の関係、市民社会など6つの観点から権威主義体制の内情に迫る。

著者紹介

鳥飼 将雅 (トリカイ マサトモ)  
1990年山口県生まれ。2014年東京大学法学部卒業。2016年から2018年にかけてサンクトペテルブルク国立大学、カリフォルニア大学バークレー校に留学。2020年東京大学法学政治学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(法学)。2022年より大阪大学大学院法学研究科准教授。専門は比較政治学、旧ソ連地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)