明治維新という物語 政府が創る「国史」と地域の「記憶」
中公新書 2855
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2025年5月 |
ISBNコード |
978-4-12-102855-6
(4-12-102855-4) |
税込価格 | 1,034円 |
頁数・縦 | 248P 18cm |
商品内容
要旨 |
ペリー来航から王政復古までの過程は、志士や雄藩大名たちの「成功物語」として語られる。だが、こうした英雄史観は、明治政府が自らを正当化するために創り上げたものだ。勤王をめぐる志士の分裂、戊辰戦争での幕府への協力、藩への強い思慕など、各地で様々な歴史があった。本書は、周防大島、飯能、秋田大館、佐倉など明治維新を記憶に刻む地域を追い、時の政治や地域社会の影響を受け、書き替えられてきた物語の軌跡を描く。 |
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目次 |
序章 明治維新の「記憶」の正体を求めて |
出版社・メーカーコメント
ペリー来航から明治維新に至る15年は、志士や雄藩大名を中心に「成功物語」として語られる。だがこうした英雄史観は、明治政府が自らを正当化するために創り上げた歴史だ。 勤王をめぐる藩論の分裂、戊辰戦争での幕府方の攻勢、農民の戦いなど、各地で様々な歴史があった。 本書は、周防大島、飯能、秋田大館、佐倉など幕末維新期を強く記憶に刻む地域の軌跡を追い、時の政治や地域文化の影響を受け、書き替えられ続ける明治維新を描く。