• 本

不等辺五角形

出版社名 東京創元社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-488-02923-4
4-488-02923-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 299P 20cm

商品内容

要旨

避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は―。

出版社・メーカーコメント

避暑地の別荘で、事件は起こった。幼馴染みの男女五人のうち、ひとりが死体となって発見され、ひとりが「私が殺した」と告げて警察に連行される。残された三人は弁護士に証言をしていくが、同じ出来事を語っていても当事者の思惑は三者三様に異なり、事件をめぐる人物像と関係性はめまぐるしく変貌する。五人の間に何があったのか。関係者の証言のみで構成された、息を呑む心理劇の結末は。著者の新たな到達点となる長編ミステリ。

著者紹介

貫井 徳郎 (ヌクイ トクロウ)  
1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年に『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第六十三回日本推理作家協会賞を、『後悔と真実の色』で第二十三回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)