私と弟のにじいろの幸せ
講談社文庫 た140−2
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2025年6月 |
ISBNコード |
978-4-06-537488-7
(4-06-537488-X) |
税込価格 | 770円 |
頁数・縦 | 235P 15cm |
商品内容
要旨 |
大学生の茂果は、弟の穂垂の幸せを願っている。あるとき、穂垂がSNSの裏アカウントでBLの二次創作を描いていることを知り、もしかしたら弟は同性愛者ではないかと思い悩む。年上の恋人、朗から窘められるも、やがて過干渉してしまい…。「幸せ」とは何かを問う青春&家族小説。 |
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出版社・メーカーコメント
一番近い異性(ひと)で、遠い存在(かぞく)。本当の幸せって何だろう。『檸檬先生』で小説現代長編新人賞史上最年少デビュー! 十九歳の作家が描く、切なくて、温かい姉弟小説。東京で大学生活を謳歌していた茂果は、友人の由紀からあるアニメを布教される。柔らかな表情、手描き感のあるタッチ、自然な体重表現、甘い雰囲気の色使い、繊細な塗り。紹介された絵師のイラストは、弟の穂垂が描いたものだった。Twitterの裏アカウントでBL作品を創作し、普段から異性との恋愛話をしない穂垂に対して、茂果は同性愛者なのではないかと考え、やがて過干渉してしまう。境界の曖昧さ、線引きの難しさを、姉弟の視点から見つめ直す。小説現代長編新人賞受賞後第一作。