日本列島空襲の記録
講談社学術文庫 2873
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2025年7月 |
ISBNコード |
978-4-06-540245-0
(4-06-540245-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 357P 15cm |
商品内容
要旨 |
八〇年余り前、日本の都市は空からの攻撃で焼き尽くされた。米軍の無差別空襲は全都道府県におよび、終戦の日まで続けられ、死傷者数はいまだ確定しない。この「爆撃の嵐」にさらされた日本国民の体験とはいかなるものだったのか。列島各地での取材・調査と、アメリカ国防総省などから入手した膨大な写真をもとに、日本本土空襲の実態を解き明かす。 |
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目次 |
第一章 B29の開発と本土爆撃の開始 |
出版社・メーカーコメント
80年前、空からの爆撃で、日本の都市は焼き尽くされた。この無差別空襲は、全国都道府県のすべてにおよび、終戦の日まで続けられ、その死傷者数はいまだ確定されていない。本書は、戦史研究家・平塚柾緒氏が主宰する太平洋戦争研究会による全国各地への取材・調査と、アメリカ国防総省などから入手した膨大な写真をもとに、北海道から沖縄まで、日本本土への米軍の空襲の実態を解き明かす。日本への米軍機の空爆は、昭和17年4月の「ドゥーリットル空襲」に始まる。その後、「超空の要塞」B29の投入によって昭和19年から本格化する日本本土への空襲は、おもに軍需工場を標的にした「精密攻撃」、昭和20年3月の東京大空襲を皮切りに5月まで続いた大都市への焼夷弾による無差別爆撃、さらに5月以降の全国中小都市への焼夷弾爆撃へとエスカレートし、広島・長崎への原子爆弾の投下にいたった。その間に日本本土へ出撃したB29機はのべ3万3041機。連合国軍機が投下した爆弾は約16万4000トン。この「爆撃の嵐」にさらされた日本国民の体験とはいかなるものだったのか。日本列島をカバーするデータと、250点あまりの貴重写真から、あらためて考えていきたい。〔原本2015年、洋泉社刊『日本空襲の全貌』〕目次はじめに−−八〇年前、米軍の無差別攻撃で日本の都市は焼かれた第一章 B29の開発と本土攻撃の開始第二章 狙われた日本の軍事産業第三章 東京大空襲への道ルメイの無差別攻撃第四章 炎につつまれた五大都市名古屋・大阪・神戸・横浜・川崎第五章 地方都市への拡大第六章 アメリカの原爆投下作戦〔特別ルポ〕原爆誕生の地・トリニティサイトをゆく