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ベンサム論集 法哲学・政治哲学

基礎法学翻訳叢書 第9巻

出版社名 勁草書房
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-326-45146-3
4-326-45146-7
税込価格 6,820円
頁数・縦 341,34P 20cm

商品内容

要旨

二十世紀後半を代表する法哲学者、ハートが、ベンサムの著作にいどむ。思想史研究としての芳醇な価値に加えて、〈大昔の哲学者の著作をあたかも昨日出版された哲学文献のように論ずる〉という非歴史的な分析哲学の方法で、その思想の知られざる・興味深い・現代的意義を明らかにし、今日の法哲学・政治哲学に重要な示唆を与える。

目次

序論
第1章 法の脱神秘化
第2章 ベンサムとベッカリーア
第3章 アメリカ合衆国
第4章 自然権:ベンサムとジョン・スチュアート・ミル
第5章 ベンサムの『法一般論』
第6章 法的な義務と責務
第7章 法的権利
第8章 法的権能
第9章 主権と法的に制限された政府
第10章 命令と権威的な法的理由
補説 ハートと現在のベンサム研究(戒能通弘)

出版社・メーカーコメント

ベンサム思想の知られざる、現代的意義ある諸側面を明らかにしつつ、今日の法哲学に重要な寄与を行うハート晩年の多彩な重要論文集。二十世紀後半を代表する法哲学者、ハートが、ベンサムの著作にいどむ。思想史研究としての芳醇な価値に加えて、〈大昔の哲学者の著作をあたかも昨日出版された哲学文献のように論ずる〉という非歴史的な分析哲学者の方法で、その思想の知られざる・興味深い・現代的意義を明らかにし、現代の法哲学・政治哲学に重要な示唆を与える。【原著】H. L. A. Hart, Essays on Bentham: Jurisprudence and Political Philosophy(Oxford University Press, 1982)

著者紹介

ハート,H.L.A. (ハート,H.L.A.)   Hart,Herbert Lionel Adolphus
1907‐1992。イングランド出身の法哲学者。オックスフォード大学で古典と哲学を学んだあと、弁護士を一時期つとめたが、第二次世界大戦中は陸軍情報部に勤務し、戦後はオックスフォード大学で哲学フェロー、法理学教授をつとめ、二十世紀後半における法哲学の復興の中心となった
森村 進 (モリムラ ススム)  
一橋大学名誉教授・日本法哲学会前理事長。専門:法哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)