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流行精神病の時代

出版社名 鹿砦社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-8463-1582-5
4-8463-1582-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 247P 19cm

商品内容

要旨

流行精神病を知っていますか?「うつ病」「PTSD」「発達障害」精神病遺伝説を捏造し、流布した慈悲なき精神科医たち。

目次

第一章 「優生保護法」は日本精神医学の常識(現代に息づく優生保護法の思想
業界による隠蔽
優生保護法をめぐるお祭り訴訟)
第二章 教科書と「精神疾患」(精神病遺伝説を常識とした学校教育
偏見に加担する教科書と法
偏見改まらぬ教科書
開かれた精神医療をめざして
地域精神医学の現状)
第三章 旭川少女自殺事件と「発達障害」(「発達障害」という流行精神病の創り方
旭川女子中学生いじめ凍死事件 雪の少女へのレクイエム
雪の少女の哀しみ
隠蔽のための「再調査」)
第四章 事件と映画に思う(自死とは世界の消去なのか 大阪放火事件に思う
映画『どうすればよかったか?』を観た人へ)
第五章 原発事故被害者の精神鑑定(原発被害者が死ぬ前に見た景観
原子炉との深夜の対話)

著者紹介

野田 正彰 (ノダ マサアキ)  
1944年、高知県出身、北海道大学医学部卒業。長浜赤十字病院精神科部長、神戸市外国語大学教授、ウィーン大学招聘教授、京都女子大学教授、関西学院大学教授など歴任。精神病理学者、作家。文化変容、戦争と革命のなかで生きる人間を精神医学者として考察してきた。著書『コンピュータ新人類の研究』(文藝春秋、大宅壮一ノンフィクション賞)、『喪の途上にて』(講談社ノンフィクション賞)(岩波書店)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)