• 本

世界認識の再構築 一七世紀オランダからの全体知

出版社名 岩波書店
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-00-025680-3
4-00-025680-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 373P 20cm

商品内容

要旨

中世から近代への歴史潮流の中で「黄金時代」を築いた一七世紀オランダ。ライン川河口の低湿地帯に位置する小国は、いかにしてプロテスタントの連邦共和国として資本主義、民主主義、科学技術という近代の支柱が胎動する舞台となったのか。そして、そのオランダを「世界への窓」とした江戸期日本の「鎖国」は、その後の日本にとってどのような意味を持ったのか。西洋史、東洋史、東アジア史、日本史の相関の中で、グローバルな視界から近代とは何かを捉え直す、立体世界史の試み。

目次

はじめに 「近代とは何か」という問いかけ
1 近代の基点としての一七世紀オランダ―その世界へのインパクト
2 江戸期日本と世界―西欧との出会いと中国からの自立過程
3 欧州のパラダイム・シフト―近代を考える視界の拡大
4 中東・アジアへの視界―イスラムの世界化と帝国の興隆
おわりに 「近代の超克」への新たな視界

出版社・メーカーコメント

中世から近代への歴史潮流の中で「黄金時代」を築いた一七世紀オランダ。欧州低湿地の小国は、いかにしてプロテスタントの連邦共和国として資本主義、民主主義、科学技術という近代の支柱が胎動する舞台となったのか。オランダを「世界への窓」とした江戸期日本、そして米国へと播種されたその意味を捉え直す立体世界史の試み。

著者紹介

寺島 実郎 (テラシマ ジツロウ)  
1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所所長、三井物産常務執行役員、三井物産戦略研究所会長等を経て、現在は(一財)日本総合研究所会長、多摩大学学長、(一社)寺島文庫代表理事。国土交通省・国土審議会計画部会委員、経済産業省・資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)