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僕は珈琲

光文社文庫 か24−5

出版社名 光文社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-334-10632-4
4-334-10632-3
税込価格 814円
頁数・縦 287P 16cm

商品内容

要旨

ベストセラー『珈琲が呼ぶ』の続編。唯一無二の「乾いた筆致」「湿度〇%の日本語」によって磨かれた五十一篇もの珈琲エッセイを堪能できる。歯科医院の診察券、髭面のエルヴィス、大瀧詠一、リチャード・ブローティガン、刑事コロンボと珈琲はどう繋がるのか。喫茶店のカウンターで着想を得たという短編珈琲小説『謎なら解いてみて』もボーナス・トラックとして収録。

目次

カタオカという日本の名前
歯科医院の診察券と珈琲
写真をみんな捨てた
初体験モーニング・サーヴィス
珈琲についての映画
刑事コロンボと珈琲
アメリカン
大瀧詠一「僕はハードウエアに強いんです」
珈琲を飲む男
「毎日のマグ」から「なんでもマグ」まで
スティーヴ・マックイーンとフランク・シナトラ
寅次郎恋歌
あのジグザグを求めて
僕は珈琲
ホット・コーヒー、ここにもあります
知らないわけではないけれど
日本語でこう書いた
なにかが決定的に欠けている
おどれの珈琲はいまもまずいのぉ
珈琲でも飲もうか〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

「珈琲三部作」の掉尾を飾る一冊。52篇のエッセイに加え、珈琲をめぐる短編小説1篇も特別収録。その小説の制作過程もエッセイで解き明かしていくという、ユニークな構成。登場する人、モノ、映画、音楽などは大瀧詠一、刑事コロンボ、スティーヴ・マックイーンからドトールのミラノサンド、宮沢賢治までと多種多様。本文と密接に絡み合う写真もふんだんに添えられ、映画、音楽、文学に興味のある読者にはたまらない一冊だ。

著者紹介

片岡 義男 (カタオカ ヨシオ)  
1939年東京都生まれ。作家、写真家、翻訳家。早稲田大学在学中の1960年からコラムの執筆、翻訳を始める。大学卒業後、3か月の会社員生活を経て、フリーランスのライターになる。1974年に『白い波の荒野へ』で作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)