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文福茶釜

徳間文庫 く3−6

出版社名 徳間書店
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-19-895048-4
4-19-895048-2
税込価格 836円
頁数・縦 314P 15cm

商品内容

要旨

書画骨董界の事情に通じる美術誌編集者、佐保のもとに恰好の儲け話が転がり込んだ。亡きオーナー社長が蒐集した総額2億円超の美術品を内密に換金したいというのだ。裏金作りの片棒担ぎは、もうひと稼ぎの好機。「贋作」を密かに拵えて売りさばけば…。冒頭作「山居静観」をはじめ、斯界の売買取引の裏表、驚愕の贋物作りの手管の数々がちりばめられた古美術ミステリーの傑作連作五篇!

出版社・メーカーコメント

美術雑誌の編集者、佐保のもとに、恰好のもうけ話が転がり込んだ。亡くなったオーナー社長が趣味にあかせてコレクションした日本画、洋画、水墨画総額2億円超の美術品を、内密に換金したいというのだ。佐保は裏金作りの片棒担ぎに加えて、もう一稼ぎを目論んだ。それら重要美術品の「贋作」をこしらえて売りさばけば……。冒頭作「山居静観」をはじめ骨董、美術品の息を呑む売買の裏表と、驚愕の贋作作りの手管の数々がちりばめられた古美術ミステリーの傑作連作集5篇!

著者紹介

黒川 博行 (クロカワ ヒロユキ)  
1949年愛媛県今治市生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師をへて、1983年『二度のお別れ』で第1回サントリーミステリー大賞佳作を受賞。1986年『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞、1996年「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年『破門』で第151回直木賞を受賞。2020年第24回日本ミステリー文学大賞を受賞。2024年『悪逆』で第58回吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)