• 本

ラテン語とギリシア語

ちくま学芸文庫 カ62−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-480-51318-2
4-480-51318-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 280P 15cm

商品内容

要旨

ヨーロッパ文明の礎であるラテン語とギリシア語。印欧語族の古層に属する両言語は、近代語が失った複雑な規則を持つことから、現代人が習得するのは容易ではない。本書は文字、発音から形態に至るまで、二つの言語を対比させながらその全体像を描き出す。名詞や形容詞の格変化、動詞の細かな時制と態(ギリシア語特有の「アオリスト」や「中動態」)、その動詞がさらに変化した分詞―。様々な特徴を古典の例文とともに見ることで、複雑さに支えられた豊かな表現を持つ、ラテン語とギリシア語の輪郭が浮き彫りになる。古典語のエッセンスを凝縮したコンパクトにして本格的な案内書。

目次

第1章 ギリシア、ローマの文学と言語の伝統
第2章 ギリシア語とラテン語の系統
第3章 文字
第4章 発音
第5章 アクセント
第6章 形態
第7章 統語
第8章 韻律
第9章 固有名詞

出版社・メーカーコメント

ヨーロッパ文明の礎であるラテン語とギリシア語。両言語の歴史から文字、発音、形態までを概観する、コンパクトにして本格的な案内書。解説 吉川斉

著者紹介

風間 喜代三 (カザマ キヨゾウ)  
1928年東京生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)