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真昼にも星が光ると知ったのは

teens’ best selections 70

出版社名 ポプラ社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-591-18741-8
4-591-18741-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 237P 20cm

商品内容

要旨

大好きな親友、茉白と出かけた帰りの電車。具合が悪くて座った茉白の前に、白杖の人があらわれたので、茉白は席を譲った。だけどその人は、座ったあと、スマホを見ていたのだ。目が見えない人なのに、スマホ?そんなことって、ある?

出版社・メーカーコメント

見えにくい困難をかかえる子どもたちを描いたヒット作『きみの存在を意識する』著者の新作自分の街に白杖の人がいるとは思っていなかった夏鈴が知らなかった世界であらたな視線、意識を得て、変わっていく物語   *   *   *   *   *夏鈴が電車で見かけた青年は、白杖を使っていたのに、席をゆずられたら、座ってスマホを見はじめた。詐欺? 文句を言おうと話しかけたことから、思わぬ交流が始まる。夏鈴の祖母は、見えない・聞こえない・話せないヘレン・ケラーを「三重苦」だと言うけれど、盲ろう者だとわかった彼は、そんなふうには見えない。一方、大好きな親友の茉白は、障害があると対等な友だちにはなれないと言い、夏鈴はその言葉に大きく動揺する。なぜなら−−

著者紹介

梨屋 アリエ (ナシヤ アリエ)  
栃木県生まれ。『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞、『ピアニッシシモ』で第33回日本児童文芸家協会新人賞を受賞、『きみの存在を意識する』がIBBY(国際児童図書評議会)オナーリスト2020推薦作品となり第7回JBBY(日本国際児童図書評議会)賞を受賞するとともに、ミュンヘン国際児童図書館の国際推薦児童図書目録「ホワイトレイブンズ2020」に掲載される。法政大学兼任講師、共立女子短期大学客員教授。社会福祉士。全国手話検定試験一級。東京・神奈川でYA作品の読書会や手話言語による「本好きさんの手話べり会」を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)