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筒井康隆自伝

出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-16-392032-0
4-16-392032-3
税込価格 2,090円
頁数・縦 183P 20cm

商品内容

要旨

「最初の記憶は、蛇眼症の乞食を見たことである。」生まれて最初の記憶、初恋、戦時中に過ごした幼年期、映画とジャズ漬けになった少年期、演劇に夢中になった青年期、同人雑誌から作家デビューし時代の寵児となり、断筆宣言を経て現在の活躍まで。最後の文豪、“笑犬楼”こと筒井氏が自らの人生を濃密な文体で書く。

目次

芽吹いて蕾―幼少年期
ヰタ・セクスアリス―少年期
喜劇への道―青年前期
笑いと超現実―青年中期
波涛に乗って―青年後期
さらば中間小説―中年期
老体化?老大家?

著者紹介

筒井 康隆 (ツツイ ヤスタカ)  
1934年、大阪市生れ。同志社大学卒。60年、弟三人とSF同人誌〈NULL〉創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。65年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。97年、フランス芸術文化勲章シュバリエ章受章、パゾリーニ賞受賞。96年12月、3月3カ月に及ぶ断筆を解除。2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞受賞。02年、紫綬褒章受章。10年菊池寛賞受賞。24年より日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)