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明日の恋人たち

アジア文学の冒険

出版社名 小学館
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-09-356757-2
4-09-356757-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 180P 19cm

商品内容

要旨

6つの物語の揺らぎがあなたの心を未来へ誘う。韓国文学の新星、チョン・ヨンス、初邦訳短編集。

出版社・メーカーコメント

新たな韓国文学はここから始まる  自分たちの許されぬ関係を本にしたいのだけど−−「僕たち」破局を迎えた知人夫婦、その家に住むと…−−「明日の恋人たち」どうやら伯母はスイスで安楽死をするようだ−−「より人間的な言葉」親友の赤ちゃんを落としてしまった僕は−−「平穏無事な現代生活」父と母の不幸な夫婦生活の終わり−−「二人の世界」自殺しようとした母の人生はどう描かれるべきか−−「未来のかけら」韓国文学の新星・チョン・ヨンス、初邦訳短編集。6つの物語の揺らぎがあなたの心を未来へ誘う。ここには私の隣人が描かれている−−カバー裏には、金原ひとみさんの書評も掲載!  【編集担当からのおすすめ情報】  2019年「若い作家賞」、2024年「現代文学賞」受賞した若き才能チョン・ヨンス、待望の邦訳短編集です。韓国文学はここ数年、翻訳小説のなかでも大きな注目を集めてきました。しかし本作は、社会性やポップさを前面に押し出す近年のK−文学とは趣を異にします。派手な事件は起こらず、そこに書かれているのは、人と人の交わりだけ。それゆえ、かえって静謐で滋味深い文章が心を捉え、読者の心に深くしみ入り、やさしい読後感をもたらします。韓国文学の新たな地平を拓く一冊、ぜひご高覧ください。

著者紹介

チョン ヨンス (チョン ヨンス)  
鄭映秀。1983年生まれ。2014年、チャンビ新人小説賞に短篇「レバノンの夜」が当選。2018年に「より人間的な言葉」で、2019年に「僕たち」で〈若い作家賞〉を受賞。2024年、短篇「未来のかけら」で第六十九回現代文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)