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国家神道と天皇制 憲法・君主制・宗教

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-492-22432-8
4-492-22432-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 407P 20cm

商品内容

要旨

現代日本に、いまだ影響を及ぼす「国家神道」と、「天皇制」の論点とは。戦後の平和憲法下で「信教の自由」「政教分離」が保障されながらも、しばしば神道儀礼の国家的意義が問われる天皇制を、君主制の歴史という視点から捉え返す。日本近代のあり方を、イギリスやタイなどとの比較も交え、国際的な視野で読み解く。

目次

序章 近現代の君主制としての天皇制と国家神道
第一章 国家神道と物語論―憲法学の観点から
第二章 日本から見たイギリスの王権と宗教
第三章 君主をめぐる政教関係 タイの事例から
第四章 近代の神道における儒教の影響
第五章 宮中祭祀から見た近現代の皇室
第六章 天皇崇敬の広まりと軍の宗教性―尊皇の軍人・乃木希典が国家神道にもたらしたもの
第七章 国家神道と政教分離
第八章 戦後立憲主義、東アジア王権と国家神道
付章 鼎談「国家神道と政教分離」

出版社・メーカーコメント

宗教学、政治学、憲法学の英知を結集。日本がかつて歩んだ戦争への道を繰り返さないために「国家神道」をとらえ直す。

著者紹介

島薗 進 (シマゾノ ススム)  
1948年生まれ。宗教学者。東京大学大学院博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所客員所員、大正大学客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)