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戦後日本の凶悪犯罪 「鬼畜」たちの所業105

宝島SUGOI文庫 Aへ−1−219

出版社名 宝島社
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-299-07377-8
4-299-07377-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 341P 16cm

商品内容

要旨

「自分が救世主になって革命を起こす」と言い放った相模原障害者殺傷事件の犯人、植松聖死刑囚。自身の事件を苦にして自殺した父親に対して「胸がスーッとした」と言った幼女連続殺人犯の宮〓勤元死刑囚。大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件の宅間守元死刑囚は「死刑になりたいんや」と叫んだ。日本を震撼させた凶悪犯たちの心の奥に潜む狂った感情に対し、辣腕記者たちが逮捕直前取材、獄中面会、裁判傍聴を通して迫った渾身のルポ集。

目次

大1章 大量殺戮の引き金(京都アニメーション放火殺人事件(2019年)36人を惨殺した青葉真司「憎悪と怨恨の口火」今西憲之(ジャーナリスト)
座間9人殺害事件(2017年)白石隆浩を連続殺人に駆り立てた「歪んだ性衝動」渋井哲也(フリーライター)
「相模原障害者殺傷事件(2016年)“排外主義に心酔”の植松聖が肥大化させた「妄想」篠田博之(月刊『創』編集長)
埼玉愛犬家連続殺人事件(1993年)実子たちが語った“極悪夫婦”の「本当の関係」片岡健(ルポライター)
大阪教育大附属池田小児童殺傷事件(2001年)実父が少年時代の宅間守に見た“殺人鬼”の萌芽 小林俊之(フリーライター)
昭和・平成「大量殺人事件」鬼畜の系譜 平成型「無差別殺人犯」の身勝手な動機 斎藤充功(ノンフィクション作家)
令和の「大量殺傷」事件 ルフィ連続強盗事件と北新地ビル放火事件 九鬼淳(フリーライター))
第2章 狂気の正体(埼玉本庄保険金殺人事件(1995〜99年)死刑判決後も拘置所に響く八木茂の“冤罪節”小林俊之(フリーライター)
淡路島5人殺害事件(2015年)法廷で「日本政府の陰謀」を訴える平野達彦 片岡健(ルポライター)
東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(1988〜89年)「死刑判決」にも夢うつつだった宮〓勤の頭の中 篠田博之(月刊『創』編集長)
マブチモーター社長宅放火殺人事件(2002年)“末期がん”だった小田島鐵男の「最期の望み」斎藤充功(ノンフィクション作家)
世間を震撼させた昭和・平成「悪女」列伝 欲望と憎悪が女を「犯罪鬼」に豹変させる 深笛義也(フリーライター)
令和の「悪女」列伝 旭川女子高生殺人事件と太宰府主婦暴行死事件 九鬼淳(フリーライター))
第3章 修羅場の光景(和歌山カレー事件(1998年)死刑判決に抗議する林眞須美「真紅の勝負服」篠田博之(月刊『創』編集長)
北九州連続監禁殺人事件(1997〜98年)天才殺人鬼・松永太の悪魔的“洗脳”の手口 豊田正義(ノンフィクションライター)
北海道カレー店妻娘殺害事件(2008年)母国にも妻娘がいた「醜悪な獣」の面の皮 八木澤高明(文筆家)
福岡4人組保険金連続殺人事件(1998〜99年)「黒い看護師」吉田純子がみせた“傲慢”と“無反省”森功(ノンフィクション作家)
昭和・平成「少年犯罪」狂気の系譜 変わりゆく“少年A”と“少女A”の実像 鈴木ユーリ(

出版社・メーカーコメント

凶悪犯罪が減る傾向にあるとはいえ、より犯罪は高度化し、無軌道で理不尽度も高まっています。戦後日本の凶悪犯罪を105取り上げ、その凶悪性を明らかにします。2020年に発売になった文庫『日本の凶悪犯罪』に最新の凶悪犯罪をプラスして、『戦後日本の凶悪犯罪』として再発刊。読者はより厚みを増した鬼畜たちの所業の非道さを見るでしょう。