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沈まぬ太陽 3

御巣鷹山篇

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2002年1月
ISBNコード 978-4-10-110428-7
4-10-110428-X
税込価格 825円
頁数・縦 510P 16cm
シリーズ名 沈まぬ太陽

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 映画化の前に是非読んでいただきたい

    マリコ 津慶 千代子 どうか仲良く がんばって ママを助けて下さい
    パパは本当に残念だ きっと助かるまい 原因は分からない 今5分たった
    もう飛行機には乗りたくない どうか神様助けて下さい。
    きのうみんなと食事したのが最後とは・・・
    何か機内で爆発したような形で煙が出て降下しだした。 津慶しっかりたのんだぞ
    ママ こんなことになるとは残念だ さようなら 子供達の事を よろしくたのむ
    今6時半だ 飛行機はまわりながら急速に降下中だ 本当に今迄は幸せな人生だった と感謝している (文中より)
    当時、新聞でも大きく報道されましたが涙を堪えることができません。死を前にしてかくも冷静に書けるものなのか,その文字から滲み出ているのは家族に対する限りない愛情。

    (2009年10月23日)

商品内容

要旨

十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は五百二十名―。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻。

おすすめコメント

勇気とは、良心とは何か。すべての日本人に問う、完結編、ここに発売!!

著者紹介

山崎 豊子 (ヤマサキ トヨコ)  
1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。毎日新聞社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、’57(昭和32)年『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。’63年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。’91(平成3)年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)