• 本

デミアン

改版

新潮文庫 ヘ−1−2

出版社名 新潮社
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-10-200102-8
4-10-200102-6
税込価格 605円
頁数・縦 254P 16cm
シリーズ名 デミアン

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 「生きてみようと欲したにすぎない」

    ラテン語学校に通う10歳のシンクレールは、不良少年ににらまれまいとして言った心にもない嘘によって、不幸な事件を招いてしまう。その苦境から救ってくれたのは、神秘的な雰囲気を持つ謎の少年デミアンだった。

    自我の探求、恋の挫折、悪への憧れー。明暗二つの世界を揺れ動きながら、真の自己を求めていく魂の物語。



    誰もが青春の通り道で出会う、はかなくとも残酷な祝福のとき。この物語を読むたびに、失われた何かが声をあげて心の中で動き出します。

    それは本当は、失われたのではなく、埋もれてしまっただけ。

    消えてしまったのではなく、見えていることさえ忘れてしまっただけ。

    デミアンは誰の青春の中にもいます。それは、本当はあなた自身の物語だからー。

    (2010年1月10日)

出版社・メーカーコメント

自我の探求、恋の挫折、悪への憧れ――。全世界の若者に衝撃を与えた青春小説の傑作。 ラテン語学校に通う10歳の私、シンクレールは、不良少年ににらまれまいとして言った心にもない嘘によって、不幸な事件を招いてしまう。私をその苦境から救ってくれた友人のデミアンは、明るく正しい父母の世界とは別の、私自身が漠然と憧れていた第二の暗い世界をより印象づけた。主人公シンクレールが、明暗二つの世界を揺れ動きながら、真の自己を求めていく過程を描く。