書店レビュー
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山と人間の命がけの勝負
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- くまざわ書店和光店 (埼玉県和光市)
死と隣り合わせの危険な山になぜ登るのか?余人には到底理解できないのだが、世界的にも屈指の登山家である山野井泰史は“ギャチュンカン”という耳慣れない難峰に妻と共に登る。その様を描く著者の筆致はすさまじく、精密なライブ映像を見るかのごとき迫力と臨場感を届けてくれる。それゆえ山野井夫妻がぶつかる壮絶な状況に読んでるこちらが絶望しそうになります。そびえ立つ困難に対してどう挑んでいくのか、そしてその結果は・・・。 極上のノンフィクションです。
(2012年5月27日)
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商品内容
要旨 |
最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。世界的名声を得ながら、ストイックなほど厳しい登山を続けている彼が選んだのは、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンだった。だが彼は、妻とともにその美しい氷壁に挑み始めたとき、二人を待ち受ける壮絶な闘いの結末を知るはずもなかった―。絶望的状況下、究極の選択。鮮かに浮かび上がる奇跡の登山行と人間の絆、ノンフィクションの極北。講談社ノンフィクション賞受賞。 |
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目次 |
第1章 ギャチュンカン |
おすすめコメント
沢木ファンならこれを読まずしてどうする!と言うべき登山ノンフィクションの傑作です。浮かび上がる夫婦の絆の美しさ……涙です。