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おまえさん 下

講談社文庫 み42−14

出版社名 講談社
出版年月 2011年9月
ISBNコード 978-4-06-277073-6
4-06-277073-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 609P 15cm
シリーズ名 おまえさん

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 今度は弓之助の兄淳三郎も出てくるよ!!

    生薬屋瓶屋の主が殺され犯人は意外な人物と知れた。枝葉の事件に弓之助の兄淳三郎が一役買って無事解決するのだが、本筋は難航し苦い幕切れとなりました。でも、最後の最後にほっとできる大団円があってめでたしめでたし。三太郎の出生の秘密も明らかになる本作は全体的にはほろ苦い物語かと思うのですが…

    (2011年10月2日)

商品内容

要旨

父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。気丈に振る舞う彼女を信之輔は気にかけていた。一方、新兵衛の奉公先だった生薬問屋の当主から明かされた二十年前の因縁と隠された罪。正は負に通じ、負はころりと正に変わる。平四郎の甥っ子・弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3作。

出版社・メーカーコメント

救えるはずだと思った。 父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。気丈に振る舞う彼女を信之輔は気にかけていた。一方、新兵衛の奉公先だった生薬(きぐすり)問屋の当主から明かされた二十年前の因縁と隠された罪。正は負に通じ、負はころりと正に変わる。平四郎の甥っ子・弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。

著者紹介

宮部 みゆき (ミヤベ ミユキ)  
1960年東京都生まれ。’87年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。’89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞後、’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、’93年『火車』で山本周五郎賞、’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、’99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞、’02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)