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とんび

角川文庫 し29−7

出版社名 角川書店
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-04-364607-4
4-04-364607-0
税込価格 704円
頁数・縦 420P 15cm

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書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 妻の死という突然の悲劇に打ちひしがれ、落ち込むものの、不器用ながら息子のためを思い、時に悩み周りの人に支えられながら、息子を育てるという父と子の物語。とてもいい話なので、ぜひ読んでください。

    (2014年1月15日)

商品内容

要旨

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう―。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

出版社・メーカーコメント

父親は、悲しみを飲み込んでいく海になれ――

昭和37年の夏の日、瀬戸内海の小さな町の運送会社に勤める“ヤス”に息子アキラ誕生。家族に恵まれ幸せの絶頂にいたが、それも長くは続かず……。高度経済成長に活気づく時代と町を舞台に描く、父と子の感涙の物語。

著者紹介

重松 清 (シゲマツ キヨシ)  
1963年岡山県生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。話題作を次々に刊行する傍ら、ルポルタージュやインタビュー、週刊誌記事のリライトなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)