• 本

童の心で 歌舞伎と脳科学

出版社名 工作舎
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-87502-444-6
4-87502-444-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 280P 22cm

商品内容

要旨

明治三陸大津波の罹災孤児の救済を、その淵源とする「コドモの園幼稚園」。夏雄ちゃんと英明ちゃん、二人の同期生が半世紀ぶりに再会し、修行と教育、脳と身体、信仰と芸能、知性と感性、呼吸と音楽、演技と時間…そして、日本の明日を語る。

目次

第1章 コドモの園幼稚園からパリ、ヴァチカンへ
第2章 江戸庶民と荒事の精神
第3章 襲名システムの妙
第4章 海老蔵から團十郎へ
第5章 刹那と永遠の狭間で
第6章 多彩なエロス、色悪の誘惑
第7章 歌舞伎座さよなら公演
第8章 日本文化の再発見
第9章 日本の再創造に向けて

出版社
商品紹介

脳と身体、呼吸と音楽、演技と時間……。歌舞伎役者と脳科学者が幼少期の出会いから日本の明日までを語った竹馬の友の芸脳談義。

著者紹介

小泉 英明 (コイズミ ヒデアキ)  
(株)日立製作所役員待遇フェロー、東京大学先端科学技術研究センター客員教授を経てボードメンバー、(社)日本工学アカデミー理事・国際委員長。1971年、東京大学基礎科学科卒業。76年、偏光ゼーマン法の創出で理学博士。日立MRI開発プロジェクトリーダーとして種々の新技法を開発。95年、光トポグラフィ法を創出して「心の計測」に取り組む。同社基礎研究所所長、(社)日本分析化学会会長などを歴任。大河内記念賞ほか受賞。ローマ法王庁科学アカデミー創立四〇〇周年にて記念講演。『日経サイエンス』誌創立四〇周年特集号がノーベル賞候補として紹介
市川 團十郎 (イチカワ ダンジュウロウ)  
本名、堀越夏雄。名跡「市川團十郎」十二代目として歌舞伎界を牽引。1946年8月6日、九代目市川海老蔵(十一代目團十郎)の長男として生まれる。53年、市川夏雄として初舞台、58年、新之助襲名。四代目尾上菊之助(七代目菊五郎)、初代尾上辰之助(三代目松緑を追贈)とともに、「三之助ブーム」をよぶ。69年の海老蔵襲名、85年の團十郎襲名は歌舞伎界の一大イベントとなる。2004年、長男の十一代目海老蔵襲名披露公演の最中に白血病を発症し、治療に専念するが、秋のパリ・シャイヨー宮公演で復帰。さらに二回の入退院をへて舞台復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)