シッダールタ
改版
新潮文庫 へ−1−11
出版社名 | 新潮社 |
---|---|
出版年月 | 2012年6月 |
ISBNコード |
978-4-10-200111-0
(4-10-200111-5) |
税込価格 | 605円 |
頁数・縦 | 200P 16cm |
シリーズ名 | シッダールタ |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
-
-
青年シッダールタ(釈迦と同名だが別人)の物語
-
おすすめ度
- 長崎書店 (熊本県熊本市中央区)
一九二二年に刊行されたヘッセ中期の傑作『シッダールタ』はインドの青年シッダールタ(釈迦と同名だが別人)が生の真理をもとめて修行し、世俗の中に生き、人生の最後に悟りの境地にいたるまでを寓話的に描いた小説です。
生に苦しみ出難を求めたシッダールタは、苦行に苦行を重ねたあげく、川の流れから時間を超越することによってのみ幸福が得られることを学び、ついにいっさいをあるがままに愛する悟りの境地に達します。
悟りに至るまでの求道者の体験の奥義を探ろうとしたこの作品は、ヘッセ芸術のひとつの頂点だと言われています。
何より文章がとても美しく、流れるように、心の上流へと注ぎこまれていきます。
何かに迷ったときはいつもこの本を開きます。
ブッダはいつもそこにいます。ブッダとはある一人の人間の名前ではなく、すべてに内在する真理の光の名前だから。(2010年1月10日)
-
おすすめ度
-
出版社・メーカーコメント
苦行の果てに悟りを求めて。ブッダの声が木霊するヘッセ作品中5指に入る名品。 シッダールタとは、釈尊の出家以前の名である。生に苦しみ出離を求めたシッダールタは、苦行に苦行を重ねたあげく、川の流れから時間を超越することによってのみ幸福が得られることを学び、ついに一切をあるがままに愛する悟りの境地に達する。――成道後の仏陀を讃美するのではなく、悟りに至るまでの求道者の体験の奥義を探ろうとしたこの作品は、ヘッセ芸術のひとつの頂点である。