光待つ場所へ
講談社文庫 つ28−16
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2013年9月 |
ISBNコード |
978-4-06-277649-3
(4-06-277649-9) |
税込価格 | 902円 |
頁数・縦 | 420P 15cm |
書店レビュー
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- 明文堂書店黒部店 (富山県黒部市)
辻村深月は期待を裏切らない。読者の期待のハードルは高くなり続けているのにハズレがない。今回も素晴らしい作品5編を収録。文庫書き下ろしの「冷たい光の通学路」にはニヤリとさせられ、ノベルス刊行時に加えられた「アスファルト」は最初ちょっと違うと感じたが回想シーンが青くてイタくて惹き込まれていった。中学の合唱コンクールを描いた「樹氷の街」も各所に”らしさ”がでている。しかし個人的に本書のオススメは「しあわせのこみち」「チハラトーコの物語」の2編。自分が辻村深月に求めているほぼ全てがこの2編にある。
(2013年9月19日)
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商品内容
要旨 |
大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。文庫書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。 |
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