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AnotherエピソードS

角川文庫 あ45−14

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-04-104127-7
4-04-104127-9
税込価格 704円
頁数・縦 332P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 「死の色が見える」少女、鳴(メイ)が夏休みに経験したエピソードが描かれます。
    両親と行った別荘地で出会った男の幽霊。彼は自分の死体を探しているのです。

    幽霊の視点で物語は進んでいくのですが、「幽霊の意識」というのは継続しているのではなく、途切れ途切れなのです。
    なるほど。
    失われた記憶を少しずつ取り戻し、自分がどこで、何故死んだのか、謎を解いてゆきます。
    自分はなぜ成仏できないのか、死体は見つかるのか、、、?

    綾辻行人作品ですからね。
    すんなり終わるわけがないのです。
    これも最後まで読み進めると驚きの結末です。
    素直に読めばもちろん驚きを楽しめるし、
    著者との知恵比べをしながら読んでも面白い!
    ぜひぜひどうぞ!

    (2019年9月6日)

商品内容

要旨

聞かせてあげようか。あなたの知らなかった、この夏のお話。異能の美少女・見崎鳴は語りはじめる。1998年、夏休み。かつて夜見山北中学の三年三組で“現象”を経験した青年に会うため、“湖畔の屋敷”を訪れた時のことを。鳴が遭遇したのは、三ヵ月前に謎の死を遂げた青年の幽霊、だった。行方の分からない自分の死体を探す幽霊と鳴の、謎めいた冒険の結末は―!?名作学園ホラー『Another』、驚愕の続編!!

おすすめコメント

1998年、夏休み。両親とともに海辺の別荘へやってきた見崎鳴が遭遇したのは、死の前後の記憶を失い、消えたみずからの死体を探す青年の幽霊、だった。謎めいた屋敷を舞台に、幽霊と鳴の、秘密の冒険が始まる――

著者紹介

綾辻 行人 (アヤツジ ユキト)  
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーブメント」は、推理小説界の一大潮流となった。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)