• 本

顧客体験の教科書 収益を生み出すロイヤルカスタマーの作り方

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-492-55769-3
4-492-55769-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 431,4P 20cm

商品内容

要旨

企業の変革は、顧客から始まる!40年以上にわたって業界をリードしてきた、シリコンバレーでも伝説のコンサルタントが、ソーシャル時代の顧客サービスを説く。

目次

カスタマーエクスペリエンス3.0宣言
第1部 CXから見る顧客像(なぜ良いサービスが素晴らしい体験につながらないのか
CX=人+プロセス+テクノロジー
何もしない場合のコストを算出してアクションを起こす)
第2部 起点から完了までのCXをデザインする(物事は最初に正しく実行する(DIRFT)
マルチチャネルからのアクセスを実現する
常に顧客を満足させ、時には驚かせる
統合されたVOCを傾聴する)
第3部 CX導入のためにすべきこと(テクノロジーを使いこなす
CXの組織文化を作るマネジメント
事例で読み解くCXのストーリー)

おすすめコメント

昨今、顧客体験の強化が企業収益を左右すると言われているが、何をどのようにマネジメントすることが効果的か、という具体論は案外議論されていない。著者は、「グッドマンの法則」で知られる人物で、独自の市場調査手法を用いて、顧客体験と顧客の購買行動、ロイヤリティの関係性を割り出し、グローバル企業を中心に40年以上にわたってコンサルティングを行ってきた。従来は膨大なマーケティング予算を使ったり、クレーム対応が中心だった顧客サービスの概念を改め、顧客対応が窓口となり、より予知的で能動的なサービスの展開を行うことで、顧客からの信頼を生み、企業経営全体にも好循環をもたらしてくれることを説き明かす。とりわけ、SNSの台頭で顧客とのコミュニケーションの接点が増えた市場環境でもある。それらテクノロジーへの対応も含め、顧客サービスの戦略構築に向けて、多くの事例とデータをもとに、これから何をすべきかを、具体的に解説する。訳者による、日本の読者に向けての充実した解説つき。

著者紹介

グッドマン,ジョン (グッドマン,ジョン)   Goodman,John A.
カーネギーメロン大学ケミカルエンジニアリング学部卒業。1972年ハーバード・ビジネス・スクール卒業後にマーケティング調査・コンサルティングのTARP社を設立し、ホワイトハウスより「米国企業の苦情処理の実態調査」を受託。その調査報告書が、米国の大手企業を中心にフリーダイアルの導入と合わせて苦情対応の顧客相談窓口の設置を促したことで知られる(日本では、その調査結果が「グッドマンの法則」として紹介される)。以降、消費者行動分析をベースに40年間、800社以上のコンサルティングと1000を超える調査プロジェクトに従事。現在、CCMC(Customer Care Measurement and Consulting)のバイス・チェアマン
畑中 伸介 (ハタナカ ノブスケ)  
1957年大阪府生まれ。79年関西外国語大学卒業、81年創業時のベルシステム24に入社。翌年に渡米し、チェスコムの米国法人立上げに従事。日本企業を中心に業務代行サービスを展開した。85年アイディアリンク・ジャパンを設立。日米間の企業の新規事業コンサルティングを行う。滞米16年を経て、98年株式会社プロシードのCOPC事業部を設立。コンタクトセンターのパフォーマンス規格を普及させ、200社を超える日本企業の顧客サービス品質審査、コンサルティングに従事。2011年株式会社ラーニングイットを設立。現在、同社代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)