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MUJI式 世界で愛されるマーケティング 無印良品

出版社名 日経BP社
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-8222-5196-3
4-8222-5196-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 237P 19cm

商品内容

要旨

「一番普通の形」にする。人が本能的に「心地よい」と感じるものを作る。「余白の力」によってそのまま世界中で売る。「個性の一歩手前」で止める。最大公約数が満足する「これ『で』いい」を目指す。「選択と集中」はしない。「それ以外」をすべて市場にする。「1+1=1」にする「わけ」を伝える…「ムジの知」とは?時の流れを超えていく、シンプルで地球大の思考法。

目次

第1章 時を超える―「それ以外」というポジショニング
第2章 シンプルにする―「これ『で』いい」の思考法
第3章 調和する―日本文化と無印良品の思想
第4章 反対のことをする―アンチテーゼとしてのブランド
第5章 コンセプトから創造する―商品開発のプラットフォーム
第6章 「なるほど!」を形にする―MUJI式のデザイン思考
第7章 世界の距離をゼロにする―文化の壁を乗り越える方法
第8章 らしくない商品をなくす―世界標準化の足取り
第9章 MUJIを世界に紹介する―イタリア1号店のプロジェクト

おすすめコメント

「ムジの知」とは? 時の流れを超えていく、シンプルで地球大の思考法。「一番普通の形」にする 人が本能的に「心地よい」と感じるものを作る 「余白の力」によってそのまま世界中で売る 最大公約数が満足する「これ『で』いい」を目指す 「それ以外」をすべて市場にする 「個性の一歩手前」で止める 「選択と集中」はしない 「1+1=1」にする 「わけ」を伝える MUJIの商品が世界的な普遍性を持っている大きな理由はシンプルさにある。そのシンプルさとは、使い勝手の良い「一番普通」の形を目指したデザインである。だからMUJIは、世の中のいろいろなブランドに対して、「特徴がない」ことが特徴となれるブランドなのである。MUJIが世界中の文化の壁を越えていける理由もここにある。いろいろな文化を背景にしたブランドがたくさんある中で、「それ以外」を市場にしているMUJIの競争の仕方は、とても秀逸だといえる。「それ以外」というポジションは、文化の壁だけでなく、時の流れも超えていける。多くのブランドは流行を追う。MUJIは普遍を追う。シンプルで地味な商品かもしれないが、だからこそ時代遅れにならない。

著者紹介

増田 明子 (マスダ アキコ)  
千葉商科大学人間社会学部准教授。上智大学経済学部経営学科非常勤講師。マーケティング、消費者行動論、国際経営論を担当。1996年早稲田大学商学部卒業。住友商事勤務を経て、2002年イタリアのミラノにあるIULM Universityに留学し、Master in Retail Managementを修了。ミラノ在住時の2004年に、現地企業によるMUJI商品の輸入販売を企画し、それがきっかけでイタリア1号店となるMUJI ITALIA(ミラノ)の開店プロジェクトに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)