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などらきの首

角川ホラー文庫 さ4−3

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-04-107322-3
4-04-107322-7
税込価格 704円
頁数・縦 299P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 「ぼぎわんが、来る」「ずうのめ人形」に続く比嘉姉妹シリーズの3作目です。
    前2冊とは違い、こちらは短編集ですが、ライターである野崎の初めての事件や、
    比嘉姉妹の子供の頃のエピソード、後に結婚することになる真琴と野崎の馴れ初めなども知ることができる、
    ちょっと嬉しい内容の1冊です。

    6編の物語が収められているのですがどれも趣が違います。
    身も凍るような恐怖!!という感じではないのですが、オチを読んで「ほぅ、」と思ったり、
    幻想的な雰囲気だったり、いかにも定番なお膳立てだったり。
    1冊でいろんなテイストのお話が楽しめるので、
    ちょっと得した気分になりました。

    (2019年5月9日)

商品内容

要旨

「などらきさんに首取られんぞ」祖父母の住む地域に伝わる“などらき”という化け物。刎ね落とされたその首は洞窟の底に封印され、胴体は首を求めて未だに彷徨っているという。しかし不可能な状況で、首は忽然と消えた。僕は高校の同級生の野崎とともに首消失の謎に挑むが…。野崎はじめての事件を描いた表題作に加え、真琴と野崎の出会いや琴子の学生時代などファン必見のエピソード満載、比嘉姉妹シリーズ初の短編集!

おすすめコメント

12月8日映画「来る」公開記念! 『ぼぎわんが、来る』外伝が、来る! 父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。貸事務所の問題を解決するために、私は「ヒガマコト」という霊能者に依頼をするが……。『ぼぎわんが、来る』の比嘉姉妹シリーズ最新作!

著者紹介

澤村 伊智 (サワムラ イチ)  
1979年生まれ、大阪府出身。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)