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声優という生き方

イースト新書Q Q058 仕事と生き方

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-7816-8058-3
4-7816-8058-5
税込価格 924円
頁数・縦 191P 18cm

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要旨

市場規模が2兆円超に達し、日本を代表する輸出コンテンツとなったアニメ産業。高品質でエンターテインメント性あふれる日本のアニメ作品で重要な役割を担うのが「声優」だ。最近では歌手や俳優など幅広い活躍でも人気を博す声優とは、そもそもどんな職業で、いかなる専門性を発揮しているのだろうか。本書では、所属プロダクション付属の養成所で講師も務める、およそ60年のキャリアを誇るベテラン声優が、声優という仕事の舞台裏や、必要なスキルや心構え、声のプロフェッショナルとしてのあり方などを、自らの職業人生を振り返りながら詳細に語っている。若年層を中心に近年増加する一方の声優志望者に対し実践的アドバイスを贈る職業ガイドの側面もあるが、同時に「声で演技するとはどういうことか」などを経験的に語る「役者論」にもなっている。著者は5歳で文化放送のラジオドラマ『フクちゃん』のキヨちゃん役でデビュー。声の出演に『それいけ!アンパンマン』(ばいきんまん役)、『ドラゴンボールZ』(フリーザ役)、NHK『おかあさんといっしょ』の人形劇「にこにこ、ぷん」(ぽろり・カジリアッチIII世役)などがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年6月18日]

商品内容

要旨

新劇の俳優が洋画の吹き替えを担当することからはじまったとされる声優ブーム。それから約半世紀、若者の人気「職業」にまでなった声優。業界のかたちが整い、より大きくなったものの、華やかさの陰には厳しい現実も待ち受けています。「うまくやろうとするな」「売れるのが唯一の価値観か」など、成功法則のない業界だからこそ必要なスキルと心構えを、「ばいきんまん」「フリーザ」でおなじみのレジェンドが語り尽くします!

目次

1章 声優の現場(声優という仕事
アニメ業界の収録日 ほか)
2章 役者として1(5歳でデビュー
仕事ばかりしていた小・中学生時代 ほか)
3章 声の演技(人に教えるなんてまっぴら
教えることで自分の芝居がわかる ほか)
4章 役者として2(食えるようになる
ラジオが面白かった ほか)

おすすめコメント

オーディションなんて、落ちて当たり前なんです。芸歴60年超のレジェンドが明かす、夢をもって立ち向かうための役者論。成功法則のない業界だからこそ必要なスキルと心構えを、「ばいきんまん」「フリーザ」でおなじみのレジェンドが語り尽くします!

著者紹介

中尾 隆聖 (ナカオ リュウセイ)  
東京都生まれ。3歳で児童劇団に入団。5歳で文化放送のラジオドラマ『フクちゃん』のキヨちゃん役でデビュー。第25回日本映画批評家大賞“アニメ部門最優秀声優賞”、第11回声優アワード“富山敬賞”を受賞。1992年より関俊彦とともに劇団「ドラマティック・カンパニー」を主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)