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余命3年社長の夢 「見えない橋」から「見える橋」へ

出版社名 あさ出版
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-86667-151-2
4-86667-151-3
税込価格 1,540円
頁数・縦 172P 19cm

商品内容

要旨

もしも余命をつげられたらどんなことをしておきたいですか。元受刑者を雇用し続けるわけ。働くことと生きること。そして、人を信じることについて。

目次

第1章 余命宣告(宿命
告白に要した1か月 ほか)
第2章 経営者になる(残された1億の借金
深夜の特訓 ほか)
第3章 仕事と再犯(人は仕事があれば再犯しない
ボランティア活動ではない ほか)
第4章 霞が関(職親プロジェクトへの参加
遠い会社だから働きたい ほか)
第5章 大切なもの(残された時間
長男の入社、しかし ほか)

おすすめコメント

札幌市にある小さな建築会社北洋建設は、45年以上も前から、元受刑者?つまり前科者を採用している。その数は延べ500人以上、使ったお金は2億円!彼らに仕事を与え、住まいを提供し、受け入れる場所をつくる。それでも9割の人たちは定着しない・・・。「犯罪者(加害者)を助ける前に被害者を助けるべきだ!」という批判を受けながら、そのような活動を親子二代にわたり地道に続けてきた。現在は元受刑者が従業員の1/3を占める。しかも、小澤社長は『脊髄小脳変性症』(「1リットルの涙」の主人公と同病)という進行性の難病に冒され、余命3年の宣告を受けている。次第に手足が不自由になり、話す言葉も不明瞭になっており、文字通り、自らの命を削りながらの行為である。小澤社長の信念は「犯罪者であっても幸せになる権利がある。誰もが人の役に立つ力を持っている。」だという。限られた命をどう使うか、小澤社長の取り組みを通じて問いかける一書。

著者紹介

小澤 輝真 (オザワ テルマサ)  
北洋建設株式会社代表取締役社長。1974年、北海道札幌市生まれ。1991年、創業者である父の死に伴い、18歳で北洋建設入社。2012年、父と同じく進行性の難病である「脊髄小脳変性症」を発症し、余命10年とつげられる。2013年より現職。北洋建設は、創業以来500人以上の元受刑者を雇用。「人は仕事があれば再犯をしない」という信念のもと、余命宣告以降、より積極的に受け入れを進めると同時に、大学院へ進学し「犯罪者雇用学」を専攻。企業が元受刑者を雇用しやすい環境づくりを訴えている。2009年、放送大学教養学部卒業。2012年、日本大学経済学部卒業。2015年、放送大学大学院修士課程修了。東久迩宮文化褒賞、法務大臣感謝状など受賞・表彰多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)