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問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション

出版社名 学芸出版社
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-7615-2743-3
4-7615-2743-9
税込価格 2,970円
頁数・縦 299P 21cm

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要旨

商品開発や組織改革などのアイデア創出や問題解決に「ワークショップ」を活用する組織が増えているようだ。しかし、ワークショップを上手にファシリテート(舵取り)できる人材は少ないのではないだろうか。ファシリテーションにおいては適切な「問い」を繰り返し、課題を明確にしていくことが欠かせない。本書では、ワークショップにおいて、戦略的に「問い」と「対話」をデザインするための考え方と、具体的な技法を詳しく解説している。問いや対話のデザインは、正しい答えを導いたり、思考や感情に揺さぶりをかけたりする効果的な問いを適切なタイミングで参加者に投げかける、あるいは参加者に持たせることで、創造的な対話をつくり出す。本書は、著者らの経験をはじめとする多彩な事例とともに、問題の本質を抽出し、解決可能な課題を定義する手順などを指南する。著者の安斎勇樹氏は、株式会社ミミクリデザインCEO、株式会社DONGURI CCO、東京大学大学院情報学環特任助教。塩瀬隆之氏は京都大学総合博物館准教授で、小中高校におけるキャリア教育、企業におけるイノベーター育成研修など、両者ともワークショップを多数ファシリテートしている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年7月17日]

商品内容

文学賞情報

2021年 第10回 日本の人事部「HRアワード」受賞

要旨

メンバーを本気にさせ、チームの成果を引き出すワークショップの極意。商品開発・組織変革・学校教育・地域活性の現場を変える戦略&スキル。

目次

序論 なぜ今、問いのデザインなのか
1 問いのデザインの全体像(問いのデザインとは何か)
2 課題のデザイン―問題の本質を捉え、解くべき課題を定める(問題を捉え直す考え方
課題を定義する手順)
3 プロセスのデザイン―問いを投げかけ、創造的対話を促進する(ワークショップのデザイン
ファシリテーションの技法)
4 問いのデザインの事例(企業、地域、学校の課題を解決する)

著者紹介

安斎 勇樹 (アンザイ ユウキ)  
株式会社MIMIGURI 代表取締役Co−CEO。東京大学大学院情報学環特任助教。1985年生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。人と組織の創造性を引き出すファシリテーションとマネジメントの方法論について研究している。著書に『問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術』(単著)、『リサーチ・ドリブン・イノベーション:「問い」を起点にアイデアを探究する』『ワークショップデザイン論:創ることで学ぶ』(以上共著)など
塩瀬 隆之 (シオセ タカユキ)  
京都大学総合博物館准教授。1973 年生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修了。博士(工学)。専門はシステム工学。2012年7月より経済産業省産業技術政策課にて技術戦略担当の課長補佐に従事。2014年7月より復職。小中高校におけるキャリア教育、企業におけるイノベーター育成研修など、ワークショップ多数。平成29年度文部科学大臣賞(科学技術分野の理解増進)受賞。著書に『インクルーシブデザイン:社会の課題を解決する参加型デザイン』『未来を変える偉人の言葉』(以上共著)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)