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恐れのない組織 「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす

出版社名 英治出版
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-86276-288-7
4-86276-288-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 317P 22cm

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要旨

近年、組織論やチームビルディングの議論の中で「心理的安全性」という用語が注目されている。米グーグル社が自社の生産性向上に必要な組織のあり方を調査する中で見出した重要な要素として広まった。だが、この言葉はさまざまな解釈がなされており、単なる「居心地の良さ」と捉える人も少なくないようだ。本書では、20年にわたる研究により組織・チームにおける「心理的安全性」の重要性を初めて突きとめた著者が、心理的安全性の乏しい組織における対人関係の不安がいかにパフォーマンスに悪影響を与えるのか、逆にそうした不安を乗り越え心理的安全性を獲得した組織は何をしたのか、豊富な事例をもとに論じている。著者が重視する心理的安全性とは、単なるリーダーや同僚の「感じの良さ」でも、皆が自分の意見に賛成してくれる「居心地の良さ」でもなく、誰もが率直に、反対意見を含む自分の意見を気兼ねなく言える文化なのだという。著者はハーバード・ビジネススクール教授。リーダーシップ、チーム、組織学習の研究と教育に従事し、2011年以来、経営思想家ランキング「Thinkers50」に選出され続けている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年5月7日]

商品内容

要旨

Googleの研究で注目を集める心理的安全性。このコンセプトの生みの親であるハーバード大教授が、ピクサー、フォルクスワーゲン、福島原発など様々な事例を分析し、対人関係の不安がいかに組織を蝕むか、そして、それを乗り越えた組織のあり方を描く。

目次

第1部 心理的安全性のパワー(土台
研究の軌跡)
第2部 職場の心理的安全性(回避できる失敗
危険な沈黙
フィアレスな職場
無事に)
第3部 フィアレスな組織をつくる(実現させる
次に何が起きるのか)

出版社・メーカーコメント

Googleの研究で注目を集める心理的安全性。このコンセプトの生みの親であるハーバード大教授が、ピクサー、フォルクスワーゲン、福島原発など様々な事例を分析し、対人関係の不安がいかに組織を蝕むか、そして、それを乗り越えた組織のあり方を描く。

著者紹介

エドモンドソン,エイミー・C. (エドモンドソン,エイミーC.)   Edmondson,Amy C.
ハーバード・ビジネススクール教授。ハーバード大学で組織行動博士号、心理学修士号、エンジニアリングおよびデザイン文学士号を取得。1996年からハーバード大学で教鞭を執り、リーダーシップ、チーミング、意思決定、組織学習の授業を担当。現在は、ノバルティス寄附講座教授として、リーダーシップと経営論を教えると同時に、仕事を通じて世界に建設的な影響をもたらしたいと思っている各界組織のリーダーを研究している。マネジメント研究に対する業績が評価され、2018年に厳密で適切なマネジメント研究を行っているとしてスマントラ・ゴシャール賞、2017年にThinkers50(影響力ある経営思想家トップ50人が隔年で選出される)タレント賞、2004年にマネジメントの実践への多大な貢献に対してアクセンチュア賞、2006年にキャリア半ばでの業績が評価されてカミングス賞(米国経営学会)を受賞。Thinkers50では2011年から常にランクイン(2017年は13位)。また、「最も影響力のある国際的なHR思想家20人」(HRマガジン誌)にも選出されている。マサチューセッツ州ケンブリッジで、夫ジョージ・デイリーと2人の息子とともに暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)